少しずつ、少しずつですが、新型コロナウィルス感染状況も落ち着きを見せ始め、通勤風景や、駅前の通りに、数カ月前までの賑わいが戻りつつある、今日この頃。

時間的には比較的余裕があったのですが、久々の更新となってしまいました。
実はこの10日ほど、私、仕事と家事と少しの睡眠以外の時間を、すべて捧げました、このドラマに。







最近テレビでも紹介されたので、ご存じの方も多いと思います。
2019年12月から韓国で放送され、2月からは日本でもNetflixで配信されて、現在も大変な話題になっているドラマです。






ある日突風とともにパラグライディングの事故で北朝鮮に不時着してしまった財閥令嬢と北朝鮮将校の絶対極秘ラブストーリー!北朝鮮をテーマにした斬新な内容や、名実ともにトップクラスでビジュアルも完璧なカップルということで、放送開始前から多くの注目を集めた。視聴率もその人気ぶりを証明した。初回視聴率こそ6.1%であったものの(これでも十分悪い数値ではないが)、放送回を重ねる度に視聴率を次々と更新していき、着実に上昇する視聴率傾向を見せたのだ(第3回で7%、4回:8%、6回:9%、8回:10%、10回:14%、12回:15%、14回:17%とうなぎのぼりの成績)。そして迎えた最終回では何と21.7%と自らの最高視聴率を記録すると同時に、あの大人気ドラマ「トッケビ」を抜き去り、歴代tvNドラマ視聴率1位の座に君臨、新たな歴史を塗り替えた。


日本の著名人の方が何人も絶賛しているので、今更私がお勧めするまでもない。
それでも書かずにいられない。


観て。

とにかく観て。

正直、タイトルだけだと全く観ようなんて気は起こらなかった。
私自身、特に韓国ドラマファンと言うわけでもない。
今まで観たことがあるのは、冬のソナタなど有名どころ数本程度。
それもかなり前で、ここ何年も、韓国ドラマとは縁遠い生活でした。

でも最近、テレビをつけたらドラマの再放送か、バラエティの総集編か、リモートでぎこちないクイズ番組、あとはコロナ関連のニュースばかり。
家にいる時間は長くても、正直あまり観る気がしない。

そんな時に、ネットでも話題になっていて、さらに、プロ編集者をしてる高校の同級生が、このドラマをFBで絶賛していたため、ちょっと観てみようかな?と軽く思ったのがきっかけ。

でもNetflixじゃないと見れないの?契約してないしなあ。
ふと見ると、我が家のテレビのリモコンには、あら?Netlixと書かれたボタンがあるではないか。
加入手続きもサクッと完結し、私はあれよあれよと言う間に、愛の不時着沼に落ちてしまったのです。

朝鮮半島版のロミオとジュリエットである二人の恋は、同じ場所で同じ空気を吸うだけでも罪。
確かにストーリーは苦難の連続で、重たすぎる設定ではある。
しかし一方で、同じくらい多くのユーモアに溢れ、主役の二人の美しさも相まって、決して暗くなりすぎない。
作りこまれた脚本は、多くの伏線を丁寧に丁寧に回収しながら、飽きさせることなく進んでいく。

驚いたのは、北の人々の生き生きとした暮らしぶり。
何の知識もない私は、あの国は悪人か奴隷しかいないのではないかと思っていた。
でも違ってた。
不自由さの中でも、同じように人を愛し、家族を思い、笑ったり泣いたりして、当たり前に生きている人々がいる。
もちろんドラマなので、いろんな脚色はあるんだろうけれど、実際の脱北者から話を聞いて設定されたというから、私の想像よりは真実に近いはず。
いい意味で、私が持つあの国に住む人々に対するイメージは、大きく変わりました。

たくさんの登場人物は、すべて必要不可欠な存在。
物語のステージが進むごとに、それぞれの心情が揺れ動いていく様もしっかり伝わり、感情移入するなと言うほうが無理。
中盤からはもう、涙なしには見られない。
最終回はティッシュ箱抱えてひたすら嗚咽していました。
ドラマでこんなに泣いたの初めてかもしれない。

韓国に行ったことも無ければ韓国人の友達もいない。
今まで何の縁もなかった、そんな私が、南北統一を願わずにいられない。
本当に観て良かったと思える作品でした。

観終わった今、軽いロス状態。
来週からは、毎日早起きしてお弁当作り…
忙しい現実の合間に、次の不時着のタイミングを計っています。
しばらく更新が無かったら、沼にはまっているとご想像ください…(笑)




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