イッタラのシールをはがすかはがさないか、ただそれだけなのに、北欧インテリアの注目記事の1位w(゚o゚)wなんて、びっくりなことになっちゃってます。



たくさんのコメントもいただいたんですが、その他ネット上で話題になっていた内容を含めて考えると、論点は4つほどあるようです。一つずつ、考えてみたいと思います。



まず一つ目は、イッタラかどうかは関係なく、食器についているシールははがすものだという習慣。



私も最初はそうでした。イッタラと出会って1年くらいは、買ったら、ブログで紹介するために写真を撮った後は、すぐにはがしていました。それが当たり前だと思っていたからです。



しかし、価値観は人それぞれ。文化も国によってそれぞれ。自分にとって当たり前のことでも、他の文化圏に住むの他の価値観をもつ人にとっては当たり前では無かったりする。例えば、家の中で靴を脱ぐのが正しいというのは、日本では当たり前のことであっても、世界では一部の人の価値観なのです。フィンランドでは、シールを貼ったままの人もいる・・・というのも、一種の価値観なのかもしれません。



価値観そのものに、正しいも正しくないも無いと思うので、食器についているシールは、使用する前にはがすものだ、という価値観の正当性については、ここではスルーしたいと思います。



次に二つ目。衛生的な問題。



シールを貼りっぱなしで、衛生的には大丈夫なんでしょうか。私が、シールをわざわざはがさなくなった理由は、フィンランドの空港のカフェで、シールつきで使用されてると聞いてからでした。



一般的に、家庭で使用するよりも、飲食店で使用するほうが、衛生面では注意が必要だと思いますが、それが本場では認知されている。「あのお店、食器にシールが貼りっぱなしなのよ・・・不潔よね~」なんて噂になったら、商売にはならないのです。食品衛生法上の基準はどうなっているかわかりませんが、シールのせいで食中毒、などの大きな問題には、まだ発展していないようです。



もちろん、はがれかけたシールは、雑菌が心配なのではがしたほうが良いと思います。けれどしっかり密着しているものは、中に水分や空気が入っていないと考えたら、そこまで不潔でもない気がします(私がズボラなだけ?)。変色したりカビが生えてたりしたら、そりゃ私でもわかりますが、きれいなままなら、そこまで心配いらないのかなと。カビの胞子や雑菌なんて、いたるところにありますからね。



続いて三つ目。品質的な問題。



これについては、あまり大きな論点になっていないようでしたが、私は結構気にしています。一応、正規販売店で買ったときについてくる、取扱説明書を読んでみましたよ。



IMG_0596.JPG



シールのことなんて一っ言も書いてないです。でも、品質を保つためには、私はシールははがしたほうが良いと思います。オーブンに入れたら、焼けてしまうからです。説明書にも、オーブンで使用するときはシールは外してください、くらいは書いてもいいと思うんですが・・・。





最後に四つ目。デザイン上、あのシールはどうなのかということ。



ここが一番気になるところかなあ。イッタラは、どういう意図であのシールを貼っているんでしょうか?楽天ショップの商品画像で、どんな商品にシールを貼っているのか、ざっと見てみました。どちらかというと、ティーマとカステヘルミに関して言えば、シールを貼っているものが多い気がしますね。











けれど、オリゴは貼ってない。



私が購入したオリゴにも、最初からシールはついてませんでした。一応、オリゴはひっくり返すと、底の部分にあの赤いロゴがプリントされています。



シンプルなグラスの決定版とも言えるカルティオは・・・



ロゴシールあり。





でも、同じカルティオでも、ムーミンにはロゴシールが無い。ですよね?買ったことがないから実際わからないけど、ついている写真は見つけられませんでした。



同じプレートでも、シンプルなティーマには、ロゴシールを貼って販売し、マルチストライプのオリゴには、ロゴシールを貼らずに販売している。カルティオも、絵柄のないシンプルなものにはロゴシールを貼って販売し、かわいいムーミンの絵柄が入ったものには、ロゴシールを貼らずに販売している。



これはやっぱり、あのロゴシールが、その商品のデザインを左右するからだと思うのです。ストライプやムーミンの邪魔をしないように、あえてシールを貼らない。逆に言えば、シンプルな無地の商品には、ロゴシールがあっても、デザイン的にアリだから、わざわざ手間と費用をかけて、ロゴシールを貼っているのではないのでしょうか?



はい、結論はまだです、デザイナーの意図するところ、それにはまだ、行き着いていません。なので、イッタラの食器の専門店である、イッタラSHOP.jpのサイトを見ました。私、そのサイトの、コンビナリティっていうコーナーがすっごく好きなんです。イッタラやアラビアの食器の、素敵なコーディネートの写真がいっぱい掲載されてて、見るだけでため息。



 ここから探してみてください → イッタラSHOP.jpはここから

(すみません、直でリンクできないのにはわけがあり・・・後述します)



最新作のサルヤトンにもロゴシールは無し。デザイン的な理由でしょうね。それは納得。ただ、過去の画像を見ると、ティーマ、カステヘルミ、レンピ、カルティオなどなど・・・無地の食器にはすべてロゴシール入りで紹介されています。やっぱり、それはデザインとして、ロゴシール入りでも許されているからなのかな?



続いて、iittalaの正式な商品カタログ(電子カタログがウェブ上で見れます)を見てみました。すると、そこに掲載されている商品には、まったくロゴシールが貼られていない。ティーマでもカルティオでも、無地のまんまなんです。



ということはやはり・・・デザイナーが作り上げた器、それそのものには、やっぱりあのロゴマークは必要ではない、それだけで、もう完成されたものだということ。あのロゴシールは、単にイッタラであるということを、わかりやすくアピールするためのものである、ということではないかと。



イッタラの商品すべてにあのロゴシールがついているのであれば、単なるシールと考えてもいいのかもしれませんが、そうではなく、少なからず、デザイン的に意図があるようです。



でもこれは、あくまで、個人の憶測にすぎません。そんなの、私が一人で言ったってね、ああまた、イッタラのシールがどうとか書いてる人がいるよ、で終わりです。なので、なので私思い切って、



イッタラに聞いてみました。




・・・って、大声で言うほどのことではない?(笑)他にも気になってイッタラに聞いた方、いっぱいいるよね~え、いない?私だけ?なことはないか。



私の特技である語学力を活かして、思い切ってイッタラ本社にメールしてみました。っていうのはすみません嘘です・・・フィンランド語なんてFikaしか知りません。イッタラが本当は「イ」にアクセントがあって、しかも「イーーーッタラ」って伸ばして発音するなんてことも、つい最近知った次第です。



なのでエヘッ、普通に日本語で、イッタラSHOPにメールしましたー^^;



「御社(またはイッタラのデザイナー)の本来の意図としては、あのロゴシールははがすもの、はがさないもの、どちらなのでしょうか。」



そしたら、その日のうちに、お返事いただきました(やっぱりこの手の質問多いのかしら)。ドキドキしながら読みましたがー。



「メーカーにも厳密な規定はございませんし、シールですので長く使用しているとはがれたり色褪せたりもいたします。

ユーザー様のお好みで
思い思いの楽しまれ方をされるのが一番良いかと存じます。」



つまり・・・どっちでもいいっていうことーーー?



なんか、ちょっと質問の意図と回答がずれている気がしないでもないんですが、これ以上突っ込むのもアレなので・・・私の中ではこれを結論としたいと思います。



って、なんじゃそりゃー!結局はっきりしてないやんけー!って思ってる方多いと思いますーすみませんー。私的には、もう気分に任せよう~って思ってます。ただ、オーブンに入れるものと、口に触れる部分についてははがすかな。



ということでみなさま、私の疑問に長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。文を書くのが苦手なので、文法的におかしいところも多々あるかと思いますが、笑って見逃してください(笑)ついでに、今後、ブログでシールがついているイッタラ食器が紹介されても、見逃してください(笑)



ということで、勝手に〆させていただきますが、イッタラのロゴシールをはがすかはがさないかは、ユーザーの自由!と、させていただきます^^



ブログランキング・にほんブログ村へ





ちなみに余談ですが、イッタラSHOPのリンクを貼らなかった理由。私は小心者なので、他サイトにリンクを貼ったり、画像を紹介したい場合は、その著作権者に確認を取るようにしています。リンクフリーと明記してあったり、使用してくださいと提供されている画像(楽天のアフィリエイト用画像やバナーなど)は、別です。勝手に使わせてもらっています。



なのでイッタラSHOPさんに確認したところ・・・リンクも画像の紹介も、丁重にお断りを受けまして・・・理由は、並行輸入業者のバナーと同じブログ上で紹介するのはマズイってことでした。正規輸入業者の商品と混同されちゃうと困りますもんね。まあ、仕方ない。今後は、バナーを貼る業者も選ばなくちゃなーと思ったできごとでした。