母親が働くってこと、いろんな考え方があるんだなあ、と思います。

いろいろな働き方、生き方、家族のあり方があり、

どれが正解だとか、わからないけれど、

きっと自分の心の中で、長い時間をかけて

答えを見つけていくものなんだと思う。



妊娠してから仕事を辞めて、

6年半専業主婦をした私。

今は、月に20日ほど、九時から五時まで家を空けて、

パートとは言っても扶養を抜けて、フルタイムで働いています。



その職場には格安の託児所があり、

英会話や習字など習い事もさせてもらえる。

子どもの学校行事には優先して休みをもらえ、

人員に余裕があるから、急な病気での休みも取りやすい。



通勤も車で10分、すごくラクで、

制服もあるから、専業主婦のときよりも、

洋服代にお金をかけずに済むようになった。



確かに収入は少なくて、

保育園の保育料と学童の利用料を払ったら、

自由になるお金なんて本当に少ないけれど、

それはあと少しの間。

(第三子である三男は、3歳から保育料が無料なので、

 実質保育料を払うのは次男が卒園する2年半後まで)



それまでほんの少し我慢すれば、

その後は、そこそこの収入にはなるのかな。

少しだけ責任が重くなるので良ければ、

正社員の登用試験を受ける道もあるのだし。

いろいろ面倒なことも多い職場だけれど、

そんなのどこの職場でも多少はあるのだしね。



仕事のやりがい、お給料、将来性、そんなことを考えたら、

目移りして仕方が無いんだけれど、

でも、今大事なのは、そうじゃないんだって。



無理せず、子どものことを大事にできる、

家のこともちゃんとする時間的余裕が持てる、

そっちのほうが大事なんじゃないかって。



今更だけど、わかってたんだけど、

「未来」よりも「今」なんだって、

やっと心から選ぶことが出来た気がする。



ただ、ね、やっぱり、

「未来」<「今」であっても、

「未来」はいつか「今」になるのであって、

ゼロではないのです。



だから、「未来」のことも考えたいのです。

そしてそこには、「35歳の壁」というものが、

やっぱり存在するらしいのです。



来年の5月で、また一つ歳を取る私は、

今そのギリギリの35歳です。

なので、これからも、やりたい仕事は探していくつもり。

もちろん家族にこれ以上負担をかけないことが前提でね。



でも、ただボーっと探すだけじゃダメ。

それじゃいつまでたっても、今と変わらない。



今回のことで、それをすっごく痛感したので、

「この人材にはぜひ会ってみたい」、と思ってもらえる、

そんな資格にチャレンジしたいと思っています。



なんとか時間を工夫したら、一日1時間くらいは、

スキルアップにつながる勉強時間が取れるかな。



ここしばらく、いろいろ悩んで(ミクシィでもこぼしてた)、

でも悩んだ分、今はすっきりしています。

応募していた派遣の仕事には、先にキャンセルの連絡を入れました。

話が進むと断わりにくくなっちゃうし、

派遣会社への心象も良くないだろうし。



まだまだ遠いところにある、自分の夢に向かって、

遠回りでも、少しずつ近づいていきたいな。



家族と一緒にね。