桜のつぼみも膨らみ始めた3月半ば、長男、無事に卒園しました。
長男は、二つの幼稚園と、一つの保育園、合計三つの園に通い、
たくさんのお友達に恵まれたのはいいものの、
親の私にとっては、どの園も中途半端に通い、
思い入れも引越しのたびに薄くなり、
思い出もバラバラで、特に、最後は保育園だったから、
親の出番も少なく、知り合いのママもほとんどいなくて、
卒園の感動もきっと薄いだろうなあ、と思っていました。
それに、卒園式の後も、そのまま引き続き三月一杯は通うし、
4月に入っても、下の弟二人を通わせることになるし、
まあ形だけね、なんて軽く考えていました。
でも・・・
実際の卒園式では、涙、涙が止まらなくて。
少人数の園だから、30数人の年長児が、
入場して、それぞれ母親の前の席に座りました。
一人ひとりが園長先生から卒園証書を受け取り、
一言ずつ、別れの言葉を言いました。
園生活の思い出の最後に、全員が振り返って、
母親のほうを向き、
「お父さん、お母さん、毎日お仕事で忙しい中、
私達を育ててくださってありがとうございました」
と、声をそろえて言った時、
そりゃ~もう、お母さん達はみんな号泣でしたよ・・・。
長い子は、6年以上も通った園。
それこそ赤ちゃんの頃からです。
代表のお母さんが、
朝早くから暗くなるまで子供を預けてまで働くことに、
迷いながらも、先生方に支えられて
がんばってきた日々について語り、
ここでまたお母さん達号泣。
あ~なんか思い出しただけで泣けてきました。
とにかく、感動の卒園式でした。
しかしその後長男はタイミング悪くインフルエンザにかかり、
卒園後もそのまま通うはずだったところ、
結局最後の3月31日にやっと、ギリギリ登園できました。
兄弟3人で通う、最後の日の写真です。
桜も満開。
そして4月1日からは、小学校の片隅にある新しい建物で、
留守家庭が始まりました。
入学式までは、まだ正式な生徒ではないので、
保護者の送迎が必須。
毎朝、下の二人を保育園に送り、それから小学校へ長男を送り、
と、バタバタですが、本人はいたって普通に楽しんでいる様子。
何しろ、同じ保育園の同級生がほとんど一緒なのです。
仲良しの友達に加え、広くてわくわくする小学校。
頼もしい上級生と一緒にも遊べて、
ちょっと早く迎えに行こうものなら、
「早すぎるよ!」と苦情まで出る始末。
この調子なら、大丈夫かな。
もうすぐ入学式。
いよいよだね、長男。
まだまだ、実感が沸かない母なのでした。